戦わないものづくり

「コミュニケーション戦略」
「メディア戦略」
「戦略的施策」
「勝つクリエイティブ」
「自分に勝つ」

日常のあちこちで触れる
これらの言葉がある。
でも仕事で勝つとか戦うとか言われるたびに
心底うんざりしてしまう。

自分の場合、どこかの誰かのために
作ったり伝えたりして結果的に喜んでもらうことは
勝ち負けなんかじゃないし
そもそも勝ち負けの気持ちで取り組んじゃ
ダメなんじゃないかという想いがあるから。

「勝」「戦」という言葉は
気持ちを煽るのにとても便利で、
その文字を付けただけで
勢いを持たせることができるが、
それはとても表層的な起爆剤みたいなもので、
本来、人と人の関わりや、
モノが生まれる根源にあるものは
そういった勇ましいものではない。

また、時に過度なプレッシャーを生み、
無意味な諍いや強迫観念によって
追い込んでしまう要因にもなっている。
無理に戦いの場を作り出すからこそ
痛み、傷つく者さえ出て来てしまうわけで。

作ることによってもたらしたいものが
喜びや豊かさなのであれば、勝負心は必要ない。

その想いは、
年々確実に大きくなっていってる。