理想の暮らし

自分にとっての理想の暮らしは
きっと豊かさのある暮らしで、
その豊かさを実感させてくれるものは
どこかで買える逸品とか名品そのものというよりは、
自ら頭を使って動いたり作ったりする手間や、
それによって得られる感覚的な何かによって
もたらされることが多いと思った。

自分で手を動かし、手間をかけるほどに
その豊かさは増幅していって、
気づけば自らの感性や知識の引き出しも
増えて行くという連鎖を近年感じている。


そもそも「理想の暮らし」なんてこと自体
考えてなかったし、実は今も明確にない。

これまで、
なんとなくやってみたいなと
唐突に思いついた行為の積み重ねが
いつのまにか今の暮らしらしき姿を
ゆっくりと作って行ったにすぎないし、
最終的に目指すべき完成形らしきものも特にない。

「明日は何をしようか」と思いついて、
まず動いてみることから生まれる
予想外の何かが面白いのだ。

暮らしは今も成り行きにしたがって
変化しつづけているが、
理想は、まだわからない。